「うちの奥さんが海外出張に行くなんて、絶対ムリ」
そう言われて気づいた、家事のみかた
子どもが2歳のとき、仕事で初めて1週間ほどシンガポールに行くことになりました。
当時のわたしは、外資系企業の日本法人でフルタイム勤務をしていました。
外資系と聞くと、海外出張が多そうに思われるかもしれませんが、海外出張の機会は、そこまで多くなく、わたしにとっては憧れのイベントでした。
だから、シンガポールで研修を受けられることになったときは、素直にうれしかったです。ずっと行きたいと思っていたから。
ただ、その話を会社でしたときに、こんなことを言われました。
「ご飯とか作りおきしておくの、大変ですね」
同じ日に、2人の同僚から似たようなことを言われました。
ひとりは、別の部署の男性。共働きでわたしの子と同じくらいの年のお子さんがいます。がシンガポールに行くと知って、その方はこう言いました。
「うちの奥さんが海外出張に行くなんて、絶対考えられないな〜
うちの子は奥さんにべったりだからさ〜」
もうひとりは、お子さんがいて時短勤務をしている別の部署の女性でした。その方には、こう言われました。
「え〜!1週間!ご飯とか作りおきしておくの、大変ですね」
おふたりとも、まったく悪気はなかったのはわかってます。でも、初めての海外出張の打診で浮かれていたわたしを現実に引き戻すには十分でした。
あれ?
もしや2歳の子どもを置いて1週間海外出張するって
わたし無責任な母親なのかも・・・
と、少しだけ思っちゃったのです。
日本人は真面目すぎるのかもしれない
わたしは結局、シンガポール出張に行くことにしました。
実際シンガポールに行ってみて、驚いたことが。
研修には、アジア各国から社員が集まっていたんですが、ママ率が高め。みんな、子どもを家に置いて当たり前のように海外出張に来ていました。
(日本人はわたしだけでした)
よく聞いてみると
「子ども?お手伝いさん(or夫or母親or父親)が見てるよ」
「食事?毎食は作らないよね〜外食とか買って食べたりとか」
「育休?3ヶ月ぐらいかな〜(by 産後6ヶ月のママ)」
「時短勤務?そんなのないけど、リモートとか使って夜仕事したりしてる」
みたいな感じです(もちろん国によっても人によっても違いますが)
きっとわたしの奥深くにある悩みに気づいたんでしょう。ある女性からは
日本は女性が母親になってから働きづらい国だと聞いたけど、キャリアを諦めちゃだめ。子どもが成長してからのあなたの人生は長いんだから。
育児も家事も、母親がやらなきゃいけないなんて誰が決めたの?助けてくれる人やサービスを使えばいいのよ。大丈夫、子どもはちゃんと育つから。
と、やさしく諭してくれました。
日本法人では絶滅危惧種ばりに少なかったフルタイムのワーママ社員だったわたしにとって、その言葉は大きく刺さりました。
あぁ、わたしはそんなふうに誰かに言ってほしかったんだ。
毎日5時に起きて娘が寝ている間に出社し、トイレに行く暇も惜しんで仕事を回して保育園へダッシュして、それから家事やら育児やら雑事やらで怒涛の時間を過ごして娘と寝るのは23時…
同じような環境の女性と接することが少なかったわたしは、こんな毎日でいいんだろうかと迷いながらも、でも考える時間も気力もなくて、とにかく毎日を全速力で走り続けるしかなかったんです。
家事の見方が変わると、味方が増えた
日本人にとって「育児・家事は母親がやる」のが当たり前すぎて、社会がそれ大前提で動いていると思うこともしばしば。
(1週間後に保護者会を13時にやりますと小学校から連絡が来たり、アサガオの鉢植えを13〜16時に取りに来いと言われたり)
でもそれから、わたしはできるだけ家事を抱え込まない、母親が全部を背負わない、自分の人生を、必要以上に狭めないことを意識するようになりました。
家事を全部こなすことが、いい母親の条件ではないんですよね。
家の中を回すために、わたしの時間や体力を削り続けなくてもいい。母親だからといって、生活のすべてを自分ひとりで抱え込まなくてもいい。
そう思えるようになってから、少しずつ家事を外に出すようになりました。
具体的には、家事代行を使ったり、お惣菜を活用したり、料理する気力もない時は外食したり。
以前なら、どこかで「手抜きかな」とか「ぜいたくかな」と思っていたことだけど、それは手抜きでもぜいたくでもなく、ごきげんで暮らしを続けるための工夫です。
家事の「見方」を変えたら、家の外にも頼れる人やサービスがあることに気づきました。ひとりで頑張るしかないと思っていた毎日に、少しずつ「味方」が増えていったんです。
あのときのわたしに、こんな記事があったら嬉しかったなと思って、書いてみました。少しでも誰かの力になったら嬉しいです。
おまけ
ちなみに夫に海外出張するという話をしたら、
いいな〜。俺もついていこうかな〜
一人分の航空券浮くし。(わたしの航空券のこと)
でした。そして夫の母(義母)にその話をしたら
あらいいわね〜、一人分タダでしょ?
あなたたち(夫と娘)も一緒に着いてっちゃえば?
と言っていて、この親にしてこの子あり、と思ったと同時に、めっちゃ救われました笑
(その後会社の許可を取って、ほんとに最終日に合流して旅行しましたとさ)








今なら私もそうするのに!って昔の私を励ましてくれるステキな記事でした!海外出張ある仕事ついてみたかった!
ウミノさんバリキャリだったんですねかっこいい!✨
今は外注も少しずつ増やせたので、わたしもごきげんな日のために罪悪感なんて感じることなく使っていこ!笑
私も子供産んだら子育て中心になるもんだと思ってましたが、実家が近所で実母に赤ちゃんみてるから働ける人は働けばいいじゃんって言われて、そうなんだーってフリーランスで働いてました😆
恵まれた環境でした。